第3回 歯科診療PT
第3回 歯科診療PT
★高齢者歯科診療について厚生労働省より聞き取り
本日の会議からいよいよ個別分野の検討に入りました。表題の通り「高齢者問題」です。
井上信治主査、開会挨拶の後、
鈴木俊一社会保障制度調査会長より
「本日3回目をむかえ、今までの会合でも様々な議論をしたが、その中で高齢者社会をむかへ口腔ケアが体全体に及ぼす影響の大きさについてご示唆をいただいている。
本日は特に高齢者に対して掘り下げて議論いただければ幸いです。」
鴨下一郎医療医院長より
「これからの新分野として、口腔ケアについて歯科医師の先生方がどういう形で御関与いただけるのか!と言うようなことも含めて本日は勉強させていただきたい。」
と両先生から挨拶がありました。
厚労資料は下記にPDF掲載します。
これより各先生方より出された意見を簡単に羅列します。
●高齢になるほど歯がなくなったり、歯周疾患等で口の状態が悪くなっている方が多く、特に施設に入所されている方はがの傾向が強いと言われている。
又、入れ歯が合わず、よく噛めないために食べたいものを我慢している方が多いにもかかわらず、歯科診療を受けられる機会が少ないと聞いている。
歯科診療報酬等の評価とは別に、このような方々が歯科治療を受けやすい環境を作る具体策を厚生労働省として検討しているか。
●8020達成者・非達成者資料から8020非達成者が多いほど歯科医の所得が多くなる。
県によってもばらつきがあるようだが一生懸命頑張っている県の歯科医ほど診療報酬が下がっているのは好ましくない。厚生労働省は早急に県別に調べ報告して欲しい。
●高齢者歯科在宅治療が置き去りにされているのでは?要介護者の医療の中で歯科治療は後回しが現状では!80歳以上の8020達成者を調べたら90%以上が要介護者ではなかったとの調査を地元歯科医から聞いたが早急に何らかの手だてが必要だ。
●このプロジェクトチームで5回をワンセクションとして討議・論点整理して結論なり中間とりまとめを早く示して欲しい。
●現在の歯科医師は多すぎでは?(それが歯科医師の報酬低下になっていると認識している)
●8020運動を達成すると将来的には歯科医の収入が下がるかもしれない中、国民の健康のために率先して対策を打ち出そうとする歯科界に対して敬意を表する。
●在宅歯科医療の診療報酬上の評価で社会福祉施設等へ訪問診療した場合、3人目からの歯科診療料が算定不可なのはおかしいのでは。
●8020運動達成で本当に歯科医療費が下がるのか検証、明示してほしい。
●女性医師が増えてきたが、結婚・出産・育児等で職場を離れた場合その後の復帰が難しく医師不足の原因となっているようだが、歯科医師の場合はどうなっているのか。
●8020運動の中で60歳や70歳の中間的な歯残数指針も打ち出しては。
●このPTで高齢者のために歯科医のボランティアに委ねない出張診療ができるスキームを作り出して欲しい。
●口腔ケアが、いまや若さを保つということは常識だ。
●歯科衛生士の活躍を生かすための環境作りをどう考えるのか。
●一人あたり歯科医療費と診療内容の推移のなかで、40代のところだけ医療費が下がっているが、この世代は忙しく歯科治療が後回しになって、そのために後高齢世代になって医療費を押し上げる要因になっているのでは。40代問題対策を考えるべきだ。
●インプラントを保険適用にしたほうが国民のニーズに添えるのでは。
●口腔ケアで肺炎等、病気の予防になると聞いたが本当に可能なのか。
●継続的口腔ケアは診療点数計算がやりづらいと聞いたが、その点はどうなっているのか。
●食育推進会議(議長:総理)メンバーに歯科界から入っていない。歯科医師会も厚労省もこのPTでもしっかりメンバーに入るよう活動して欲しい。
以上主要発言
終わりに当たり大久保会長よりPTへ、歯科界が後期高齢医療に拘わろうとしている問題点のほぼすべての問題点を網羅していただき感謝とともに歯科界もしっかり対応してゆきたい。との挨拶がありました。
そして以下2つの考え方を述べられました。
1,在宅あるいは施設の訪問診療のニーズとデマンドに差があるのは色々な原因がある。根本は患者さんが歯科医療を求めているにも拘わらず、医師にたいしてのアクセスがない事です。歯科医師ももっと訪問診療に出かけ実績を積む事が大事と同時に、制度としてかかりつけ医が歯医者さんを呼んで下さいというようなアクセスの制度や体制を積極的に歯科界として提案してゆきたい。
2,女性歯科医師問題で、歯科大学では男女比がほぼ半々で、場合によっては女性の方が人数が多い大学もある。結婚等によってペーパー歯科医の割合も多い。
歯科界の危機感は、大学卒業後の女性歯科医師をどのように活用してゆくかです。我々もこの問題に対し検討をはじめているところです。
以上
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/313386/6228584
この記事へのトラックバック一覧です: 第3回 歯科診療PT:


コメント